説明
1980年代当時、余剰となっていたキハ58系を生かし、全国各地で気動車ジョイフルトレインが登場しました。国鉄末期の1984(昭和59)年に秋田局にキハ58形2両、キハ28形1両を改造の上導入されたお座敷気動車は、秋田局管内の3大祭りにちなみ、それぞれ「花笠」、「竿灯」、「ねぷた」の号車愛称がつき同年2月から営業運転が開始されました。
お座敷気動車が好評なことから、洋風の内装を持つジョイフルトレインの改造が行われました。外見上では運転台寄りの客用扉が埋められて小窓が設置されました。外板塗装はクリーム色をベースに濃淡赤(朱色)の3色の帯を大胆に配したデザインが採用されています。愛称は当時の秋田局のマスコットキャラクターにちなみ「エレガンス・アッキー」と名づけられました。国鉄民営化後も和風の「おばこ(こまち)」とともに秋田支社の団体・臨時運用に活躍しました。
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