説明
●マイクロエース貨車シリーズのさらなる充実
●日本の鉄道史において特筆される異色の大型軍用有蓋貨車をプラ製品で初の製品化
●点対称の位置に大型の扉が設置された独特のボディ
●各種標記は登場直後の姿(側面下部、台枠に「車籍 鉄道省」標記あり)がモチーフ
※部品共用のため、一部実車と異なります
※本製品に動力車は含まれません
走行には別途機関車が必要です
¥3,872
第二次世界大戦以前における日本の鉄道は軍事的に重要な位置を占めており、さまざまな貨車が軍用に使用されたほか、軍部が独自に保有した車両も見られました。 1943年から翌年にかけて海軍の指示で30両製造されたのがワキ700で、重量物の運搬に適した機能と構造、高速走行に適した台車が特徴の大型有蓋車です。天井には車外へ展張可能な走行 式チェーンブロックのレールが設置され、人力では困難な物資の積載の便が図られています。車両の性質から存在そのものが秘匿されていましたが、登場時期が戦況の変化と重なったことからか、主に航空関係の兵器(爆弾・魚雷)や装備(エンジンのスペアや部品)を航空廠と呼ばれる工場から各地の航空隊への輸送に用いられた記録がわずかに残されています。 戦後は頑丈な構造と走行性能が重宝されて連合軍に接収された車両や、ワキ1の代用として急行便塗装をまとった車両も現れましたが、1960年代には各地の救援車代用として転用され、1970年代までその姿が見られました。
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